【合格する人の勉強法】ノートの使い方で意識することは1つ!
「合格への道」運営者。現役で早稲田大学に合格し大学時代に学年トップ10に入る成績を修める。高校物理に特化したサイト「受験物理SetUp」を大学時代に作り、毎年30万人以上に見られる巨大サイトに。
こんにちは。合格への道の運営者の佐保田晃功ことあっきーです。 大学時代に現役で早稲田大学理工学部に進み、学内トップ10に入る成績を取った経験があります。
勉強していくうえで欠かせない行為がノートを取ることです。 しかし、ノートの取り方を教えてくれる機会はほとんどなく、人によってかなり上手いか下手か分かれます。
東大に行ける人、第一志望校に合格できる人にはやはり共通した良いノートの使い方をしています。
ということで今回は、どのようにノートを使うのが良いのかを間違ったノートの取り方と合わせて紹介していきます。
誰でもすぐに実践できる内容なので最後まで読んでやってみてください。
良い勉強法をしている人はノートでアウトプットしている
勉強法には様々ありますが、良い勉強法には共通点があります。 その一つが「アウトプットが多いこと」です。
つまり、一見インプットしているだけのようなノートを取るという行為でも成績が良い人はアウトプットを行っているのです。
合格につながるノートの取り方は「アウトプットになるように取る」ことなんですが、具体的にどういうことをすればいいのでしょう?
まずは多くの方がやりがちなノートの取り方を見てみましょう。
受験生がやりがちなノートの使い方
改めて、多くの人がやりがちなのは「インプットしかないノートを作る」ことです。
つまりただのメモ書きであったり、きれいにノートを作ることが当てはまります。
きれいにまとめようとする
まずいきなりきれいにまとめようとすることはNGです。
確かに後で見直す際にきれいにノートを取っていた方が読みやすくいいかもしれません。
しかし本来ノートを取る理由は「覚えること」です。
授業中にきれいにノートをまとめようとするあまり、「まとめること」が優先になってしまい「覚えること」をおろそかにしてしまいがちです。
これでは本末転倒ですよね。
蛍光ペンなどいろんな装飾をする
また、過度に蛍光ペンなどを使って装飾するのもNGです。 蛍光ペンなどで重要事項に線を引くなどすると思いますが、これも「線を引いたこと」に満足してしまい「覚える」ことをおろそかにしてしまいます。
実際に、科学的にも教科書にマーカーを引くことは効果がないと言われています。
さらに、マーカーで強調するとその「文字」だけに集中してしまい、その言葉の意味や背景まで覚えないということが起こります。
例えば、物理で「F=ma」という運動方程式がありますが、この公式だけ覚えても、この式の意味や実際にどう使うかを理解していないと問題は解けませんよね?
装飾するのは良いですが、うまい装飾の仕方を考えないといけません。 これについては後ほどうまい方法をお伝えします。
板書だけする
板書することも全く意味がありません。これは典型的な「インプットノート」になってしまいます。 これも「書くこと」が目的になり、「覚えること」がおろそかになります。
「書くことで覚えられる」という人もいますが、実際は書くだけで記憶に残るという効果は科学的にあまり見込めないです。
さらに今の時代、板書するだけならスマホで写真を撮ってしまえば問題ないですよね。
成績が良い勉強法をしている人のノートは?
このように、よくあるノートの取り方は「覚えること」が2の次になってしまうことに問題があるわけです。
「覚えること」を一番の目的にすることが良い勉強法であり、その手段として「アウトプットノート」を作ることが効果てきなんです。
今からできる3つのノート術
では具体的にどのように「アウトプットノート」を取ればいいのか? 今からでもできる3つの方法を紹介していきます。
抽象化と自分の感想を書く
1つ目は「抽象化と感想を書く」です。 これは「メモの魔力」という本で載っていた方法です。
流れは以下の通りです。
- 授業で学んだことをノートにメモする(事実)
- その事実から読み取れることをメモする(抽象)
- この2つから自分が思ったことをメモする(感想)
具体例として先ほどの例で「F=ma」運動方程式を考えてみましょう。
- 事実: 運動方程式「F=ma」という公式がある
- 抽象:力、質量、加速度が結びついた公式である ある1つの物体に着目した公式である
- 感想:「つまり2物体あるときはどの物体に力が働いているか注意が必要だ!」 「軽い糸など質量が0のときはどんな意味があるんだろ?」
これだけでも、非常に濃いノートになったと思いませんか?
感想については疑問点でもOKです。疑問点が出たらそれについて答えを出せばさらに知識が深まります。
ちなみに、ここでどれが抽象でどれが感想かがわかるように装飾が使えます。
- 事実は黒
- 抽象は青
- 感想は緑
このような役割を決めた装飾は非常に効果的ですね。
問題を自分で作成する
2つ目の方法はノートを問題形式でまとめることです。 問題を作ることは非常に効果的な勉強法になっています。 詳しくは【たったこれだけ】大学受験に合格するために必要な勉強法 で紹介しています。
簡単に言うと、問題を作るには深く理解している必要があるからです。
ここでは実際にどうノートに書いていくかを紹介します。
先ほどと同じ例で行きます。
- 「F=ma」について深く学ぶ
- F=maを実際に使うような問題を表ページに書く
- 人に教えるつもりで解説を裏ページに書く
実際に問題を作ることで、その知識の使い方を自然と身に着けることになり、自分が試験問題を解く際にも対応できるようになります。
また日にちを空けて自分で問題を解くこともできますのでノートを見返す習慣も自然とつくわけですね。
マインドマップを作る
最後にマインドマップを作る方法も紹介します。 マインドマップとは、関連する事項を芋づる式につなげてまとめたものです。
特に歴史など、さまざまな背景・つながりを理解しないといけない科目では非常に有効な手段ですね。
僕も社会科目は苦手だったんですが、マインドマップを取り入れてから定期試験では常に9割を取っていました。
マインドマップを作成すると、自作の問題を作ることを簡単になります。
答えにしたい部分だけを隠して、のこりのヒントを組み合わせて問題を作れますから。
ぜひ実践してみてください。
板書はほとんどいらない。良い勉強法は自分のノートを作ること。
いかがでしたか?こう見ると、板書してきれにまとめてというノートは無駄だということが明らかですね。
それよりも、今回お伝えした3つの方法を試した方が良いですよね。 もちろん1つだけでもいいですし、3つを組み合わせても良いです。 これ以外の方法でも構いません。
とにかく「覚える」が一番の目的になるノートを作ることが重要です。
これがわかっていれば他の受験生の何倍もの力が付きます。 そして第一志望校に合格しましょう。
今日のお話は以上です!
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