【昼寝やゲームはOK?】受験勉強の息抜きで重要なことと具体例5つを紹介
「合格への道」運営者。現役で早稲田大学に合格し大学時代に学年トップ10に入る成績を修める。高校物理に特化したサイト「受験物理SetUp」を大学時代に作り、毎年30万人以上に見られる巨大サイトに。
こんにちは。合格への道のあっきーこと佐保田です。
受験勉強をしていくとき休憩についてどんな考えをお持ちですか?
- 時間を確保したいから休憩はほとんどしない
- 数時間一気に勉強して一気に休むべき
- マンガやゲームなど好きなことで息抜きしたい
もしこのような考えがある、あるいはすでにやっているという場合、この記事は最後まで読んでほしいです。
今回は受験勉強の休憩・息抜きで意識すべきことと具体的な休憩方法を紹介しておきます。 休憩も勉強法の1つです。ぜひ実践できるようにしましょう。
受験勉強の合間に細かく息抜きをはさもう
まず知っておいてほしいのは、休憩は細かく取ってください。 受験勉強となるとどうしても焦りから少しでも長く勉強しようと思いがちですが、休憩を取らないと勉強ははかどりません。
集中は最大でも90分しか続かない
人間の脳は最大でも90分しか集中が続きません。 一般的には30~60分くらいでしょうかね。学校の授業1コマ分ですよね。
脳でのエネルギー消費は非常に大きく、ずっと集中できるとしたらエネルギーが足りなくなってしまうため、集中力が切れるようにできているのです。
脳を休める時間がないと知識が身につかない
この集中力の時間を聞いてどう思いますか?意外に短いと思いますよね? 多くの受験生が2, 3時間一気に頑張ろうとしますが、その半分以下の時間しか脳はもたないわけです。
そしてこの集中時間を越えたら休まないと脳が次に集中できません。
これはつまり、みなさんが思っている2倍こまめに休息が必要ということです。
最初に「休憩は細かく取ってください。」と強調した理由はこれです。
「こまめな水分補給をしてね」と運動中は言われますが、脳でも一緒ということです。
受験勉強の休憩で意識すべきこと
受験勉強では休憩も戦略の1つです。具体例を挙げる前にまず何を意識して息抜きをすればいいのかお伝えします。
意識すべきことは以下の4つです。
- 5~10分の細かい休憩をはさむ
- あえてキリの悪いときに勉強をやめて休憩する
- ご褒美を取り入いれる
- 1日の終わりは勉強から完全に離れる
5~10分の細かい休憩をはさむ
細かく休憩をはさむと「そんな休憩してたら勉強時間なくなってしまう」と思う方もいると思います。 これは休憩=長時間と思っているからでしょう。
しかし、実際は長い休息は必要ありません。5~10分の息抜きで十分なのです。
集中力を持続させるテクニックとして「ポモドーロテクニック」というのがあります。 簡単に説明すると「25分勉強 → 5分休憩」を繰り返す方法です。
まさにこの5~10分休むのはポモドーロテクニックですよね。
他にも「45分 → 10分」や「90分 → 20分」などいろんな区切りの方法がありますが、いずれにせよ短い時間で頻度多く休憩を取ることが重要です。
あえてキリの悪いときに勉強をやめて休憩する
ただ5分, 10分の休憩を取ろうとすると気づいたら時間が経ってしまった、という経験誰しもがあるはずです。
これにも対策があります。 それは、勉強をあえて中途半端なところでやめて休憩するという方法です。
中途半端で終わると、その内容が気になってしまいますよね。 そのためまたすぐに取り掛かって終わらせたいという気持ちが休憩中に働くわけです。
そうすれば5,10分休憩してもだらだらせず、すぐに次に切り替えられます。
ご褒美を取り入いれる
また、休憩にご褒美要素を取り入れるのもおすすめです。 誰でも報酬があれば頑張れますよね。
実際にジュネーブ大学で行われた実験で「記憶力テストに合格したら賞品がもらえる」と言われた学生とそうでない学生では、前者のほうが成績が良かった結果もあります。これは長期的に見ても同じ結果でした。
毎回でなくても良いですが、「スイーツが食べられる」など自分が満足できるご褒美をつけてみましょう。
勉強中は集中できますし、休憩中はよりリラックスできますのでオンオフの切り替えがはっきりできます。
1日の終わりは勉強から完全に離れる
いくら細かい休憩を取っても、1日のどこかで必ず長い休憩が必要になってきます。 これは勉強が終わってからの話になるのですが、重要なのは勉強が終わってからは一切勉強のことに頭を使わないということです。
脳は2つのモードがあります。
- 集中モード:特定の情報を取り入れようとする
- リラックスモード:取り入れた情報をすでに持っている情報と結び付ける
このリラックスモードをしっかり持つことが重要なのです。 なぜなら、受験では問題を解く必要がありますが、そのためには知識を上手に使う必要があります。
リラックスモードがなく情報がうまくつながっていなかったら、知識をうまく使えなくなりますよね。
なので勉強後は一切勉強に触れず、リラックスモードに切り替えるようにしましょう。
具体的な息抜きの取り方
以上4が勉強中の息抜き、そして勉強後の休憩で意識すべきポイントでした。 では、息抜きの方法として具体的に何をすべきでしょうか? 4つ紹介していきます。
- 昼寝
- デザートや軽食
- 軽い運動
- 瞑想
昼寝
昼寝が一番効果的です。僕も経験上そうだと思います。 Googleなど有名な超大企業でも取り入れているのは有名な話ですよね。
様々なデータも取れていて、10分ほどの昼寝でも集中力や生産性を向上させる効果が見られています。 実際にこの昼寝を「パワーナップ」と名付けられるくらい科学的に見てもメリットがあるわけです。
実際に寝なくても目を閉じるだけで効果があるというデータもありますので、ぜひ一度実践してみてください。
デザート・軽食タイム
シンプルにデザートなどを食べるのもおすすめします。 これは先ほどの報酬を使っています。
脳のエネルギー源はブドウ糖、つまり炭水化物です。 特に受験勉強は多くのエネルギーを消費しますので、適度に炭水化物でエネルギー補給をすると良いです。
おにぎりやチョコなどを適度に食べると良いでしょう。
ただし食べ過ぎは注意です。炭水化物の食べ過ぎは血糖値が急激に高くなるため、眠気を引き起こす原因になります。
軽い運動をする
また適度に運動をするのもおすすめです。 運動は脳含め全身に血液を流す効果があるので、脳のはたらきを促進させます。
実際にニューサウスウェールズ大学での実験で勉強後に5分のウォーキングをはさんだ学生の成績が上がったという結果が見られています。
運動がよさそうなのは直感的にわかりますが、面白いのが5分のウォーキングという非常に軽い運動でも効果があったということです。
勉強はずっと座っているため、腰の疲れをとるためや気分転換として近くの公園まで歩いてみるのもおすすめです。
ちなみに、私は学校で勉強しているときは友人と室内野球をしていました(笑)。 これも1つの良い運動だったのかもしれませんね。
瞑想
瞑想は脳科学的にも効果が立証されていて、脳を休めて機能を向上させるほか、ストレスや不安の解消にもなります。 つまり睡眠と同じくらいのリラックス効果がある方法なんですね。
瞑想のポイントは2つです。
- 足を組み、視線を少し下に向けて、目を閉じる
- 瞑想中はなるべく考えごとをしない
特に2つ目が重要です。瞑想中は勉強のこと、ネガティブなことを考えないようにしましょう。 とはいえじっとしていると勝手にいろんなことを考えてしまいがちですよね。
ですので、数字をひたすら数えるなど、何か関係ないことを頭の中で行うようにしましょう。
受験勉強は息抜きも大切!切り替えをうまくしていきましょう
いかがでしたか?今回は受験勉強中の息抜きについてお話しました。
休憩を軽く見てはいけません。休憩を制する者が受験を制するといっても過言ではないです。 今日お伝えしたことを1つでもいいのでまずは実践してみましょう。
「合格へ向けて一歩ずつ」 今日はここまで。
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